あるクラリオン星人のと対話


by bwv1001

2012年問題の時期とは

 本当のところの、2012年問題というのは、2012年12月22日ということなのだろうか。自分には疑問だ。

 一説の所、2011年の10月だ、という話しもある。しかし、本当のところは、もうすでに始まっているのではないか、と感じるのである。ちょっと、彼女にきいてみたい。


 「エールーエン、聴いてもいい?」

  『来たのね。待っていたわ』

 「2012年問題って、実のところは、もう始まっているのではないかと思うんだけど」

 『それはもう始まっているわ。いままで起こってきた、急激な気象の変化とか、天災は、太陽系全体の変化の一部なの』

 「ほかの惑星もそうらしいね。火星や金星はもちろんのこと、冥王星まで温暖化しているのは、やっぱり、太陽活動の影響なんだろうか?」

 『太陽活動の変化、というのは、あなたの星だけではなく、太陽を中心にして、起こっているの。そのことは、わたしたちの科学でも観測できていることよ』

 「でも、地球の科学って、なにか、やたらと"証拠がナイ"っていう理由だけで、重要な仮説も葬られてしまうから、科学というか、科学者って、どこまで社会的な存在意義があるのか分からない、というのが、オレの正直な気持ちだけど」

 『そう言ってしまうと、あなたたちの科学と科学者が可哀想だけど、あなたの星の科学というのは、まだ、科学とは言えないわ。わたしたちがこうして交信していても、あなたがいう様に、"証拠はナイ"というはなしで終わってしまうわ。逆にいうと、あなたは、その意味で、地球でいう専門的な立場にいないから、ある意味で、私は対話をするのが楽なのよ』

 「というと...」

 『あなたはさっき、科学者の社会性、と言ったわね。わたしたちは、そんな狭い意味で科学に関わっている訳ではないの。

 もし、あなたが、地球で優秀な科学者であったとしたら、私との交信は、たぶん耐えられないものになるわ。自分の科学者としての立場は、捨ててしまうか、あるいは、わたしたちと交信している事実を"否認する"か、のいずれかの選択を迫られるわ。それが、あなたたち地球人の共通の問題よ。これがあるから、まだ、あなたたちは、わたしたちと真の友人にはなれず、わたしたちの観察対象になってしまうの。

 人間という生物は、愛すべき点もたくさん備えているけれど、その可能性を、自ら、特に否認という奇妙なやり方で、宇宙の真実から、自らを遠ざけてしまうの。そのことが、わたしたちには、悲しいの』

 「でも、君みたいに、話しかけてくれる存在もあるんだ...」

 『それは言ったでしょ。あなたが、私と話したい、と言ったから、話せているのよ。選択肢はいつも、あなたの側にあるの。

 あなたは、この何日か、例のベートーヴェンで忙しかった様だけど、あまり宇宙の勉強が進んでいない様ね。わたしは常にあなたと共にある、と言ったでしょ。だから、勉強はちゃんとするのよ。それで、私との対話が深まっていくのは、間違いないわ。あなたが、心を開いている限り...』

 「確かに忙しかった。電車のなかでも、すこし勉強したけど、あれでは、とても勉強とは言えないね」

 『でも、あなたとは、いい経験ができたわ。あの曲は面白いわ。ひょっとしたら、私たちがどれくらいか忘れてしまった熱いものが、あの歌詞にはある様な気がするわ。でも、わたしたちは、もうあの曲が語っていることを、乗り越えた段階にいるの。

 ただ、あの演奏には、あなたたちの可能性が感じられたわ。あなたがたのことばでいうと、多分"共感"というのだと思うけれど。わたしたちは、すくなとも、その場にいるだけで、様々なやりとりを一度にできてしまうから、共感という心理が育ってくる、という現場を見るのは、とても面白い体験だったわ。

 私たちは、その水準を超えてしまっているから、もう、あの様に、だんだん共感していく、という状態を体験することはできないの。つねに、共感しているから、お互いに、あなたに共感している、などという表現は使わないわ。あなたのいう、"いま、ここ"の連続が、わたしたちの意識の在り様なの。あなたの好きそうな表現でいうと、常に響き合っているのが、わたしたちなの。

 そういう風なところまで達して、マスターになる人は、まだ、あなたの星では少ない様ね。でも、これから急激に増えていく筈だわ。皮肉なことに、その2012年の太陽の活動によって、あなたたちは、進化を遂げると同時に、文明自体が崩壊する可能性があるわ』

 「そこで聴きたいのだけど、2012年問題というのは、人間のことばでいえば、コピーとか、お題目で、本当はもう食い止められないところにきているんじゃないかと」

 『そうね。あなたたちの観測では、その惑星Xと呼んでいる星は、もうすぐ近くにきているわ。そのことを、あなたたちの得意な、否認で、問題は存在しないことにしてしまっているの。

 でも、実際に、たくさんの人が、死んだり、生活に困ったりしているわ。不思議なのは、ほとんどの人が、その場にいって、困っている人を助けたりしないことね。あなたたちの文明の水準でも、もっとやれることがある筈なのに、それをしない。それなのに、あなたの近くの国も、また殺し合いを始めた様ね。わたしたちには、全く考えられないことよ』

 「エールーエンの説明からすると、もう始まっているし、星が近づいてくると、もっと酷いことになる、ってこと?」

 『そうよ。あなたは、今読んでいる本を書いた人たちのことをもっと信頼した方がいいわ。否認が不得意だから、ちゃんと表現する、という人たちも、いるということよ。あなたたちの世界の言葉でいうと、たぶん、そういう人は、不器用、だから、本当のことを言うのよ。

 あなただって、私と話している限り、器用な方ではないわ。でも、わたしの様な存在と対話している、というのは、あなたの世界では、器用というより、超能力とか言われてしまうのね。不思議なことだわ。わたしからすると、あなたの先祖たちの方が、そういう感覚を失わずにいた様ね。あなたは、そちらの血が濃い子孫ということかしら。

 あなたには、器用さとか、専門家としてのパラダイム、というものが存在しないから、わたしは交信しやすいの。だから、こんなにイメージを翻訳できるのだと思うわ。もっとも、イメージの翻訳だから、わたしのことばは、あなた訛りのことばになってしまうけど』

 「で、2011年の10月というはなしは本当なの?」

 『本当よ。あなたがたのイメージでいうと、確かに惑星Xが太陽に再接近するのは、2012年だけれど、地球自体への影響は、もう2011月にはかなりのものになっていると思うわ。あなたが、さっき言った様に、2012年12月22日というのは、お題目、というか、象徴的な意味はあるにはあるのよ。でも、その前に、ずいぶんあなたたちも影響を受けることになるわ。

 あなたの今読んでいる、"惑星Xが戻ってくる"という本をよく読んだ方がいいわ。あの本を書いている人たちは、あなたとはまた違った才能なの。それをよく見て、そして、わたしと話しができるといいわ。

 でも、わたしは、決して、2012年のことで、あなたと繋がっている訳ではないのよ。あなたが、わたしに気づいて、呼びかけてくれた。そして、わたしの声をあなたは聴くことができた。そのことが大切なの。

 そういう意味では、2012年問題は、天災や気象のことばかりではなく、あなたたちの意識の在り様の変化について、もっと感じて、考える必要があるわ。わたしたちも、そのことにいちばん関心があるの。

 それが、あなたたちと、わたしたちを友人にする可能性になるわ。いまのままだと、あなたたち人間は、まだ、標本とか、サンプルとか、実験台の水準なの。わたしには、そのことが辛いわ。あなたと出会って、人間が持っている可能性を知ってしまったから...』

 「君は、選択を自分ですること、と言っていたね」

 『そう。それを誰も邪魔してはいけないの。それは、あなたたちの、力と可能性を奪うことになるから...

 でも、わたしたちは、あなたたちのことを待っているわ』

 「エールーエン。ありがとう。オレも、君たちのことを信じているよ。

 きょうの翻訳はどうだった?」

 『もう少し話したいけど、いそがなくていいのよ。急ぐことよりも、あなたの言う"いま、ここで"を大事にするのよ。あなたのたどり着いた結論は、わたしたちから見ても、決して悪くないセンスだわ。

 ただ、あなたたちの世界のことばでいえば、"修業が足りない"わ。でも、これから、どんどん、日常が修業の時代に入っていくの。ゆっくりできる、"いま、ここ"は、ゆっくりすごしたらいいわ。あなたの日常の大切さが分かる日が近づいているわ。

 そのゆっくりできる時間を忘れてしまうと、また、それが次のあなたたちの世代の病気となるわ。あなたは、ゆっくりできることの、"語り部"になれるといいわね』

 「友だちが、エールーエンの本当の綴りは、Elruhenじゃないか、って言ってた。休む力、とか、落ち着きの力というのかな。エールーエンはどう思う?」

 『わたしたちの綴りとはちがうけれど、その解釈は気にいったわ。わたしの違う面が照らし出された様な気がするわ。わたしは宇宙の空間も時間も飛び交っているから、移動している様だけど、何かに守られているから、それができるのだと思っているわ。わたし自身が、いくら時空を行き来しても、わたしがわたしであることの謎は、その解釈が答えになっているかもしれないわ』

 「気にいってくれてよかった。落ち着きの力が、エールーエンで、休む力がオレかもしれないね」

 『休む力は大切なことよ。あなたのまわりでも、休むことで不安になる人がたくさんいる筈よ。休むことを楽しめるあなたは、一つの才能を備えているということだわ』

 「じゃあ、これから、休む才能を使うことにするよ。おやすみ、エールーエン」

 『おやすみ。できたら、日の出とともに、起きて、その日をしばらく浴びるといいわ。冗談で言っていることではなくて、それが、あなたの進化の決め手になる可能性があるわ。

 また来るわ。おやすみ』


   2010年の冬の日記より
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by bwv1001 | 2011-09-19 20:52