あるクラリオン星人のと対話


by bwv1001

神秘の合唱

 なべて移ろいゆくものは、

 比喩にほかならず。

 足らわざることも、

 ここにて高き事実となりぬ。

 名状しがたきもの、

 ここに成しとげられたり。

 永遠の女性、

 われらを高みに引きゆく。



  この一節が、こんなに実感として理解されたことは、今までにない。

 来たれ!ではなく、もっとふつうに呼びかけただけなのだが、それが始まりであった。

 空洞としての自分を認めたとき、彼女はやってきた。自分には、知らないうちに、準備ができていたのだ。

 自分の戦場、ではなく、自分の生きる意味が分かってきた。


  (テキストは、ゲーテの「ファウスト」、あるいは、マーラー「交響曲第八番 千人の交響曲」より)


   2010年の冬の日記より
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by bwv1001 | 2011-09-21 22:39