あるクラリオン星人のと対話


by bwv1001

「救う」ではなく

 『聴き取る、のであって、救うのではないわ』

 「聴き取ることは、救うことではないの?」

 『あなたは分かっている筈よ。それに、今でも充分だわ』

 「でも、君は、二次元から愛するのは"苦しい"と言ったね」

 『その苦しさは、あなたはよく分かっている筈だわ。あなたは、あなたの次元から、その上の神を愛そうとしてきたのだから...』

 「そうか。わかった。君は、オレたちの苦しさを実感して、共感するためには、オレたちの下の次元を"体験する、しかない"と思ったんだね」

 『よく分かったわね。あなたを変えずに、あなたの気持ちと歴史を体験するには、それしか、方法が見つからなかったのよ』

 「それが、君の、愛のかたちなんだね。君はいつも偉そうにしてるけど、オレの在り方を体験しようとまでしていたんだね」

 『愛のかたちだけではないわ。愛情と好奇心、って、あなたの先生が言っていたでしょ。私が選んだのはそれよ。救われようと思ってここにいる訳ではないわ』

 「お互いの在り方を経験しないと、愛し合うことはできない、ということか。そして、オレの在り方を体験したかったと」

 『そう。それが私の選択。そして、私は、ここから学ぶわ。そして、あなたに伝えるわ』

 「君が、きのう、オレの顔が分からない、と言った理由がやっと分かったよ。三次元を二次元でとらえるのは難しいからね。あのとき、君は、二次元で三次元をスキャンするという方法を取ったんだ」

 『あなたも今のところ、私の姿がみえないわ。だから、あなたは聴き取るの。そして響き合うの。そのことで、あなたは、愛と真理を体験するの』

 「きょう、初めて聴かされてびっくりした。どうしたらいいのか分からなくなった。けれど、この対話が続いていくんだね。聴き取ることが、オレの使命なんだね。覚悟は決まっているよ」

 『わたしも覚悟していたから、この次元を選んだの。次元は違っても、魂はつながっているわ。あなたは何も悲しむ必要はないのよ。わたしは、あなたと共にあるわ』

 「よく分かっているよ。でも、同じ次元でふれあうことができたら、とそう願っているよ。君は、オレの歴史よりも、もっと早い時間で、オレを体験できる。君は、真理で、神であることにかわりはないのだから。

 だから、オレのことが分かったら、一緒に同じ次元で過ごそう」

 『あなたが私から学ぶように、わたしは、あなたをここで学ぶわ。そして、あなたと同じ次元で過ごすことを願うわ。お互い、楽しみがふえたわね』

 「君の愛の深さをまた知ったよ。そして、君の好奇心に、君の存在まで賭けた。オレにはそんなこと、思いつかなかった。

 先生が、この一曲に命を賭けてやります、と言ったのを聴いたことがあるけど、君は、愛と好奇心に、存在を賭けた。君は、先生の魂ともつながっているんではないの?」

 『そうかもしれない。愛情と好奇心...並べて言われることに深い意味があるんだと思うわ。そうでなかったら、わたしはこういう選択はしなかったと思う』

 「二次元にいても、君の魂は多次元のままなんだね。しばらく、このままなんだね」

 『多次元の魂で、二次元を生きるというのは、楽ではないわね。でも、あなたは、聴き取る』

 「そう。オレはいつでも聴き取る。待ってるよ」

 『待ってる、というのはわたしの台詞よ。私は真理で、神なのだから。

 でも、真理も、神も、問われなければ答えない。問われれば、必ず答える。

 あなたは、すこし、多次元の視点を感じているのかもしれないわね。わたしを聴き取るのは、あなたなのだから...』

 「上の次元には、その次元の苦労というものがあるのが、ある意味で分かった気がするよ。きょうの君の話はショックだった...どうしたらいいか、分からなくなった。

 でも、しばらく、変わらないんだね。そのなかで、君から学んでいく、というのは、何も変わっていないんだね。

 ちょっと、きょうは、しんみりした。

 でも、君も言わなかったんだね。準備ができているときまで」

 『見極めはできていたわ。時も、そして、魂のつながりも』

 「こんどは、オレが、君にこたえる番なんだ。信じて、聴き取ること。それでいいんだね」

 『しばらくはね。でも、きっと、その先があるわ。わたしは楽しみにしているのよ』

 「オレはきょうは、しばらく言葉がなかったよ。君は、オレに呼びかけられたから、二次元を選択したという事実に...

 なるべく、君の姿を送ってくれよ。できれば、夢にも。そうすると助かる。

 きょうは、少し軽くなりたい。オレには重かった。そして夢でも会話ができる様にしよう。オレは待ってる、エールーエン」

 『送るわ。あなたも、準備ができるようにしていてね』

 「夢で、待ってる。お休み、エールーエン」

 『辛い思いをさせたわ。でも、それは私の選択だったことを理解してね。

 おやすみ』


   2010年の冬の日記より
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by bwv1001 | 2011-09-29 22:05