あるクラリオン星人のと対話


by bwv1001

宇宙教というのはあるのだろうか

 自分が宗教に入らない大きな理由の一つが、「宇宙教」というものを知らない、ということである。きょうは、禅と武道の先輩にご馳走になっていたのだが、東洋思想的なものが、実は、結構、想定される宇宙教に近いものがあるのではないか、という気もしてきた。

 彼女と対話する様になって、自分の日記の記述に大きな変化が現れたのは、対話、という様式もあるが、「愛」ということばが、頻出することである。

 「愛がない」という自分については、子供の頃から悩んで、というか、苦しんでいたことなのだが、エールーエンとコンタクトが始まって、少し楽になった。彼女は、私をそこに導く、というのだから、彼女との対話が続いているといっても過言ではない。

 「愛がない」ということが、即、「生きている資格がない」ということには、繋がらない様だ。

 きょうは、そういう話しを、エールーエンも交えて、禅と武道の先輩と、三つどもえで話す、という荒技をやってみた。

 ちょっと彼女の感想を聴いてみたい。

 「エールーエン、いいかな」

 『素敵な先輩がいるわね。あなたの本質をよく捉えて、言葉のタイミングも選んで話しているわ』

 「で、きょう、東洋思想と、宇宙教、という関連で聴いてみたいんだけど」

 『確かに、あなたの星と、私の星は次元が違うけれど、行き着く先は、同じところにある様ね。

 ただ、失敗は、マスターの教えを教義にしたり、聖職者が出てきたり、それで、本家争いをしたりするということだわ。だから、マスターが行き着いた先は、とても素晴らしいのに、その後がまずいのね』

 「君たちは、どうやって、そういう問題を乗り越えていくの?」

 『究極的には、世界は生命であり、愛である、ということを理解するのは、大切なことだわ。そこに行き着くと、善や悪はあまり意味がなくなってしまうの。それについては、あなたたちの星の偉大なマスターも理解しているわ。ただ、マスターが、マスターとして認知されると、あなたたちの場合は、マスターを崇拝してしまうということに問題があるのではないかしら』

 「そのあたりをもう少し、詳しく聴かせてくれないかな」

 『そうね。自分で考える、自分で感じる、ということを放棄してしまうと、真理には出会えないわ。わたしたちの星では、最大の価値は、自分を追究することよ。

 あなたは、私と対話を続けている。この対話という形式は、真理を"感じる"という意味では、悪くない形式だと思うの。

 結局、マスターを、いつの間にか"絶対の存在"としてしまうことにあなたたちの問題があるのではないかしら。

 わたしたちの星では、自分をマスターに預けるのではなく、自分の感覚と思考で生活していく、というのが普通だから、マスターは存在しても、それは、あくまで"導き手"なの。その意味では、今のわたしは、あなたにとってマスターなの。

 真理を体験するのは、あなたであって、わたしはあくまで、あなたの真理に誘導するだけなの。それも、あなたの後ろからついていく、という形よ。

 だから、あなたたちの言葉でいえば、わたしたちの星には、宗教や個人に"帰依する"という発想はないわ。帰依というのは、悪い意味で、思考を停止することで、感覚を遮断することなの。それは、あなたの言葉でいうと、"自分が自分に繋がっていない"という不全感の問題に繋がるわ』

 「そういえば、さっき先輩は、自分は高慢だから、ひとつひとつ、自分のところにあるものをこなしていくだけだ、と言っていたね」

 『あなたの先輩のセンスはいいと思うわ。あなたも、"いま、ここで"という結論にたどり着いたのだから、ある意味で先輩の結論と近いと思うわ。ただ、あなたの場合、まだ、その結論に至ったのが、最近だから、まだまだ時間も努力も必要だわ』

 「たとえば、君も知っていると思うけど、地球のマスターの一人にブッダという人がいるよね。どうも、自分や先輩の感じ方からすると、ブッダは、他人を救え、とは、そもそも言っていない気がするんだ。そのあたり、地球を救いたい、と思っている、君たちはどう思うんだろうか?」

 『さっきの先輩も言っていたけど、自分の教師や導き手は必要ではない、という発想は、わたしたちの星では普通にあることよ。あなたの星、あるいは、あなたの国では、他人に生き方を教えてもらおうとしすぎなのではないかしら。ブッダは、最終的に、自力で目覚めたわね。それがブッダの偉大な点の一つではないかしら。

 ブッダが亡くなって、弟子たちがいろいろ取り決めをしたけれど、わたしたちは、そういうことはしないわ。一人一人が自分を自覚し、宇宙との関係を持つ、というのが自然なことなの。そのことについて、他人からいろいろ言われるということはないの』

 「君たちは、美術館に美術品を展示するのではなく、自分自身で美を表現しようとする、と言っていたよね」

 『そう。そのことと同じだわ。自己の表現というのが、私たちの生きる意味のひとつよ』

 「しかし、そういう視点からすると、地球というのは、表現に対する縛りがキツイと思うし、他人を模倣することで、社会とのつながりを確認している人が多いと思うんだけど」

 『そこがあなたたちと、わたしたちが、大きく違う点のひとつね。わたしたちは、自分から縛られようとはしないし、丸いものを、四角にはめ込む様なことは、避けているわ。

 あなたたちの場合は、"教育"という大義名分で、自分はおろか、他者まで縛ってしまう。そして、縛りあうことが、まるで社会に帰属するかの様になっているわ。大江戸線に乗っていると、そのことがよく分かるわね』

 「そうだね。エールーエンが大江戸線が大嫌いなのは、そういう連想をするからなんだね」

 『そういう意味もあるわ。あれは、あなたの星の象徴的な乗り物ね』

 「でも、なんで、そんなオレたちを救いたいと思っているんだろう。君はどうなの」

 『あなたの星に望むことは、自分が愛である、ということを忘れて欲しくないの。そのことを忘れている人が多すぎるわ。

 わたしたちは、あなたたちを創った存在であることは、以前に告げたわね。そういう存在が不幸であることを、どうして放っておくことができるかしら?』

 「乱暴な言い方をすると、親として黙っていられない、ということ?」

 『もちろんそうよ。そして、宇宙の存在の一つとして、宇宙の波動を高めて欲しい、という意味もあるわ』

 「さっき、先輩が"滅びるべきものは、滅べばいい"と言っていたね。どう思う?」

 『一つの結論としては、間違っていないわ。でも、わたしたちはあなたたちのことを愛しているわ。それが滅ぶのを黙ってみている、というのは、私にとってはあまりに辛いことよ』

 「なぜ」

 『すくなくとも、わたしはあなたを愛しているわ。それでは理由にならないかしら』

 「ありがとう、エールーエン。そのことばの意味を実感するためには、君という導き手がオレには必要なんだ。でも、いまのままのオレでは、君のことを思っていても、愛している、という言葉に、あまりに説得力がないという気がするんだ」

 『あなたは正直ね。その正直さがあれば、わたしとの対話は続くし、あなたの真理と愛にたどり着けるわ。決して、次の転生で、とは思わないで、今生という、いま、ここ、を生きることを選んで欲しいわ。わたしのためにも』

 「エールーエンに、愛している、と言える様になりたいよ。それを君が実感してくれるくらいに」

 『あなたは、さっき、いまのままじゃダメだ、と言ったわね。そんなことはないわ。あなたは、まだ歩き始めたばかりだわ。わたしはいつもあなたと一緒にいるわ』

 「ありがとう、エールーエン。

 また、先輩と三つどもえでも、いいかな」

 『あの先輩は、あなたにとってかけがえのない存在よ。大切にしてね。

 気づきの先は、目覚め。それを忘れないでね。それを、希望と言ってもいいかもしれないわ。でも、希望ということばでいうと、せっかくのあなたの、"空洞"が、また空洞でなくなってしまうかもしれないわね。あなたは、わたしと対話する。とりあえずは、それで充分よ。よくここまでやってきたわね』

 「ありがとう、エールーエン。あまりムリをしないでやっていく、というのが大切なんだね」

 『よく分かっているわね。それでいいわ』

 「でも、エールーエンが焦っている様な気がして」

 『そうね。あなたの星のことは、確かに焦っているわ。でも、あなたは、あなたのペースを生きることが大切よ。そのことは忘れないでね』

 「ありがとう。またあとでね」

 『お茶でも飲みながら話しましょうね。こころの余裕は大切なことよ』


   2010年の冬の日記より
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by bwv1001 | 2011-10-09 23:17