あるクラリオン星人のと対話


by bwv1001

サントリーに行った

 ある先輩から、指揮者の先生経由で、きのう、モツレク=モーツァルトのレクイエムを聴きに行った。本当は別の曲の予定だったのだが、指揮者が来日不可能となり、別の先生で曲目も変更して行われた。もちろん、震災と原発事故の影響である。

 P席の合唱団をみると、知った顔がちらちらいる。短い練習期間だったろうが、気持ちの伝わる歌唱。あるいは、指揮者の先生も、ドラマを表にする芸風を変えて、淡々と進めていった。

 演奏の前には、黙祷があり、オレも自然と本気で、被災地に語っていた。オレが行けるとしたら、彼女が来るほぼ一ヶ月後、ということになり、今から駆けつける、ということができないのが悔しい。

 もし、サントリーにまた地震がきても、それでもいい、ということで、やって来たつもりだった。

 次にいつ来ることができるか分からないが、多分、その時も喪の演奏会であろう。モツレクは、本人が書いたラクリモーサまで。後半は、ベートーヴェンのエロイカ。二楽章が葬送行進曲である。休憩と終演後には、ソリストや指揮者の先生も、被災地への募金活動が続いていた。


 終演後、震災時にも頑張って営業している居酒屋で、御馳走になった。店主さんは、サントリーのお客さんの入りの情報など欲しがっていた。震災から一週間は、本当にお客さんが入らなかったという。やはり、中止になった公演などの影響もあるのだろう。

 これからの世の中がどんな風に変わっていくか、あるいは、変わらざるを得ないか、という話をしながら、ひとときを過ごした。

 今回の演奏会は、一生忘れないだろう時間だった。被災地のみならず、難しい環境で、適切な内容の演奏した方々にも、エールを送りたい。


   2011年3月11日以降の日記より
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by bwv1001 | 2011-11-27 22:55