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あるクラリオン星人のと対話


by bwv1001

久々に対話で

 「エールーエン、いいかな」

 『表だって話すのは久しぶりね。きょうはどんなことを話したい?』

 「それが難しいんだ。状況は、調べた通りのことが、君がいうことが、そのまま進行している感じだね。惑星Xも予測通りの現れ方をしたし。

 でも、君と話したいのは、そういう状況のことより、これから人間がどうなるか、ってことだ。でも、オレの能力では、君に対して、いい質問が見つからないんだ。」

 『これから人間がどうなるか、って、本質的でいい質問だとは思わない?』

 「確かに本質的だけれど、あまりに漠然としすぎていて、質問になっていない様な気がするんだ。

 ただ、前に言っていたよね。"真実は問えば明らかになる"と...」

 『そうよ。問えば、明らかになるわ。そのためにも、私がこうしているのではないの?』

 「そうだね。じゃあ、漠然と、だけど、これから人間はどうなるか、というテーマでいいんだろうか」

 『話は生ものよ。だんだん、話しているうちに、テーマが明らかになってくる、というのもいいと思うわ』

 「じゃあ、そのことで聴きたいけど、惑星Xの接近と、太陽活動と、人間の関係を教えてくれない?」

 『でも、かなりあなたは自分で調べたから、そんなに付け加えることはないのよ。あなたの言葉で言えば、状況についてはよく調べたと思うわ。

 問題なのは、人間の意識や精神がどうなってしまうか、ということよ。あなたちが、それに耐えうるかどうか、というのが、問題ではないの?』

 「状況が変わることで、こんなに人間の社会が影響を受ける、ということは、惑星Xでなくとも、大震災や福島の原発事件で、体験してしまったんだ。オレは、家を失うとか、酷い量の放射線を浴びる、ということはなかったのだけど」

 『それには、少し注意しておくことがあるわ。

 確かに、私たちは、あなたたちの星の核技術やその使われ方の問題には、放ってはおけない、という気持ちでいるわ。実際に、私たちの仲間は、あなたたちのリーダーたちにも忠告してきたわ。だけれども、それについて、あなたたちのリーダーは、本気で取り組んでいる訳ではない様ね。

 それから、もう一つ注意しておくけど、福島原発の放射線と、太陽活動から受ける放射線には、本質的にかわりはないのよ。そのことは、あなたは意識している様だけれど』

 「うん。とても疑問に思っていた。太陽の放射線と、原発の放射線には、本質的にはかわりはない筈なのに、どうして、原発の方ばかりが注目をあびるんだろう、って」

 『その感覚は正しいわ。確かに、原発の核は、人工的なもので、自然には存在しない筈のものが、放射性物質として排出される訳だけれど、太陽活動の放射線が、それとは違うか、というと、そうではないの』

 「とても疑問というか、怖いけれど、毎日、宇宙天気ニュースというのを見ても、X線のデータは出るけど、ガンマ線のデータというのは、発表されないんだ」

 『それは、私が前から言っている、人間の"否認"という問題と関係しているわ。

 ガンマ線は、あなたたちにも、とても危険なものよ。私たちも、宇宙、あるいは、正確には時空を旅している訳だけれど、そのためには、宇宙放射線に耐えきれるだけの装備がないと、私たちもやられてしまうの。

 だから、ガンマ線のデータが出ない、というのは、あなたたちの精神の在り方としては、"危険なものは、見ない様にする"という否認をしているのだわ。

 ガンマ線の危険度を知っている人間は、計測できても、それは発表しない様にしているのだと思うわ。それで、乗り切れるなら、それでもいいのかもしれないけど、私たちには、そんな楽観的なことは言えないわ』

 「やっぱり、否認という防衛の仕方が、ここでも、問題になっている訳だね」

 『そうよ。私は、はじめに、その在り方について警告したつもりよ。その言葉が、あなたの国でしかほとんど伝わらない言葉では、世界中に対するメッセージにはならなかったかもしれないけど。

 そのかわり、あなたの国には、震災と原発の問題がいっぺんに来てしまった訳よね』

 「うん。そして、その頃のことを振り返ると、というか、君との対話の掲載を中断しているときも、その否認というものが、如何に恐ろしいものであるか、政府やマスコミの在り方をみて、思い知ったのだけど。

 だから、エールーエンが、あの時忠告してくれたことが、そのまま形や心理になって現れるのを見て、正直言って、この国は長くはない、と思ったね」

 『それでも、あなたは、日記を書いたり、政府や、官庁に対して意見を伝えたりしていたわね。あなたとしては、それが精一杯のところだったかもしれないわね』

 「そして、また、原発を再稼働する、とか言ってるんだ」

 『無益、というより、それは自滅的な選択よ』

 「地元に判断させる、と政府は言っているけど、その地元だって、近くにあるから、怖くて、原発はやめたい、という人たちと、原発でお金が落ちないと、予算も組めない、という人たちが、二つに分かれているんだ」

 『不幸なことね。あれだけ、原発事故、いや、あなたの言葉では、原発事件だったわね。原発事件で、まだ懲りずに、学ぶことをしない、というのは、私たちの星の連合では考えられないことだわ。

 歴史から学ぶこともしない、というのは、否認の一つの極致ね』

 「結局、原発は、利権で動くか、動かないかが決まってしまうんだ。原発のある街は、原発で働く人もいるし、政府からのお金を期待して生活している人もいるから、実際にどういう選択が行われるか、分からない、という始末なんだ」

 『これ以上、私たちが言っても、たぶん意味がないのよ。それに、あなたは、普通の人がしない様な相手と、この話しをしているのだから、内容が正しかったとしても、受け入れない人たちの方が、多分普通なんだと思うわ』

 「そういう意味ではそうなんだけれど...

 じゃあ、それは置いておいて、ガンマ線のデータの話を聴きたいのだけれど」

 『それも、もうあなたが調べたことだから、あなたに対して説明する必要はないわね。でも、他の人たちに向けて、触れる必要があるわね。

 いちばん分かりやすいのは、あなたの国で、以前、臨界事故で亡くなった方の写真があったわよね』

 「うん。あれは見るのがキツかった。それこそ、否認したいぐらいだよ。どんどん、体さんが腐っていく様な、とんでもない写真だった。写真集が出ていたんだね。今は文庫本であるらしいけど。あれは怖かった」

 『ああなると、私たちの医療でもお手上げだわ。なんていう辛い死に方かしら。あの状態で、80日以上、生きさせられていた訳でしょう?私たちには、そんな残酷なことはできないわ。酷い言い方かもしれないけれど、あなたたちの医学の専門家は、その人を、貴重な症例として扱った、という見方もできる訳よね。あれでは、本人も、自分の意志を伝えることはできなかったでしょうに』

 「はじめは、皮膚の軽い火傷の様な写真だったけれど、もうとても生きている人の様には思えないからだになってしまうんだ」

 『その話だけで、ガンマ線自体のことについて答えたことにはならないけれど、同じ生き物である立場としては、他人事として考えるのは、やはり否認の問題に突き当たってしまうことになるわ』

 「実は、オレも、変な症状があって、ガンマ線のことを考えるんだ。最近は、全身火傷の様な痛みから始まるのだけど、それが、とんでもない激痛にまでなってしまうんだ。最近は、全身火傷の様な感覚で止まっているのだけど。

 何が言いたいかというと」

 『それは、あなたは、太陽活動の影響ではないか、と言いたいのね』

 「その通り。太陽フレアのときに、ガンマ線が地球に直射する訳だけれど、あの写真を見てから、オレもガンマ線にやられているんではないかと...」

 『あなたの症状に限っていえば、違うと思うわ。ただ、あなたが言いたいのは、原発よりも、太陽フレアのときのガンマ線の方が強力で無差別なのではないか、ということね』

 「うん、そう思う。でも、君たちは、宇宙線については、別の見解ももっていたよね。オレには、これからは朝日に当たった方がいいと」

 『確かにそう伝えたわ。けれど、ここが難しいところだわ。太陽活動から放出される放射線は、あなたたちの進化のきっかけをつくる、ということがいいたいの。

 私たちは、あなたたちをつくるとき、遺伝子操作で、自分たちと似た存在として、あなたたちを設計したの。けれども、そのプログラムは、まだ眠っていて、あなたたちは、言わば進化の途上にいるの。そのプログラムが目覚めるのは、太陽からの放射線がきっかけとなる様にされているの』

 「でも、そのことがとても怖いんだ。放射線を遺伝子が浴びる、ということは、奇形が生まれる可能性が高くなる訳でしょ。オレも、オレの遺伝子が書き換えられて、細胞が分裂していけば、おかしくなるのかもしれないでしょ?」

 『あなたたちには、最近は受け入れられている様だけど、太陽活動の影響で進化が始まる、という説があるわね。

 率直に言って、進化と奇形化は、表裏一体のものなの。昔からある言い方で言うと、あなたたちの言葉では、突然変異、というのがあるわね。その突然変異というのが起こるきっかけは、放射線である場合があるの。それが、最近あなたたちが目にする様になった、進化の話なの』

 「でも、そういう説を立てる人、伝える人は、決して、奇形化、とは言わないでしょ?」

 『それもまた否認の問題よね。真実は分かっているのに、そのことをきちんと伝えない様にする。本当にあなたたちの星は、否認で成り立っているのね。それこそ、意識の奇形化だわ』

 「厳しい言い方をするね。エールーエン」

 『確かに厳しい言い方で悪いわ。でも、悪気があってのことではないの。

 生命は、そんなに安定したものではないのよ。

 宇宙もまたそんなに安定したものではない。ハッブルから見た、衝突する銀河の写真を、あなたは見たわね。生命もまたそうなの。それを真実として受け取るか、それとも、いつもの様に他人事で済ましてしまうか、というのが、あなたたちの意識の有り様を決めるかもしれないのよ』

 「うん。確かに、あの写真を、証拠能力がない、という言い方で否定することはできないよね。宇宙の系というのはああいうものだと理解しないと、いま、ここに生きている価値を見いだすこともできないかもしれないね」

 『いま、いいことを言ったわ。いま、ここ、というのは、最近のあなたの座右の銘かもしれないけど、それがまだよく分かっていない、というのが、あなたたちの意識の水準だと思ってもらった方がいいと思うわ。意識の高い、低い、の問題ではなくて、そのときの自分がどうであるかを認識する、というのは、意識の進化の話に於いても大切なことなの』

 「意識も、形態が変化してしまうと、変化するの?」

 『それは充分あり得るわ。形態が変化すれば、感じ方も変わる。違った様に世界が見える、と思ってくれればいいわ』

 「君は、遺伝子の変化とか、目覚め、と言ったよね。言ってみれば、超人の様なものが誕生する、ということなの?


 『そう理解してもらってもいいわ。あるいは、からだは、そんなに変化しなくとも、意識だけが変わるかもしれないわ』

 「でも、DNAのことを調べてみると、他の生物とは大差はない訳でしょ。だから、放射線の影響で、別な動物さんの遺伝子が目を覚ます、ということはないの?」

 『確かに、他の動物と同じ様な情報を、あなたたちは持っているわ。ただ、注目してほしいのは、今まで、あなたたちには意味の分からなかったコードが目を覚ます、ということね。』

 「意味の分からないコードとは、ジャンクDNA、という理解でいいの?」

 『それは、DNAさんに失礼だわ。ジャンクのDNAなどないの。それに、このDNAというのは、私たちよりずっと長生きしている存在なのだから、もっと敬意を払わないといけないわ。それがやっと目を覚ますチャンスがやってきた、というのが、太陽活動のことで、よき便りの部分なの。

 考えてもごらんなさい。あなたは、ある日突然私たちと話しができる様になったのだけれど、何も共有できる要素がなかったら、そんなことはできなかったでしょう?つまり、あなたは、その時点で、目覚めたのよ。

 あなただけではないわ。今、あなたの星には、私たちと話しができる人が増えているのよ。それが目覚めだとは思わないの?』

 「君たちは、その様に、オレたちをプログラムした、ってことなの?」

 『その通り。私と話せているのは、特殊能力ではなく、これから、同じ様に目覚めていく人が増えていく、ということなのよ』

 「でも、目覚めたのは、いいけど、去年の今頃、君と会おうとして、会えなかったでしょ。あれは辛かったよ」

 『ごめんなさいね。あのときは、本当にあなたは緊張していたから。でも、五次元としての私は、あなたの目の前にいたのよ。今でもいつでも側にいるけれど』

 「どうも人間をやってると、目で見えないと、手で触れないと、実感が沸かない、って気持ちがあるんだよね。見えないままで、こんなにすらすらと話しているものだから、会えるんだな、って、」

 『視覚や触覚も、あなたたちのリアリティには必要だ、というはよく分かるわ。でも、今の時点では、わたしと話せる、ということでよしとしてもらえればと思うわ。

 それに、あなたは、私と話せる様になってから、神さまや、深層意識とも話せる様になったことを忘れないで欲しいわ』

 「ちなみに、君が話している神と、オレが話している神は同じ神なの?」

 『同じ神といえば、同じかもしれないけれど、あなたも知った通り、また別の次元の神さまなの。神さまでも、いろいろあって、段階があるの』

 「前に、ここでは言わなかったけれど、君は、君から、オレに話しかける神と話せないから、代わりに話して欲しい、と言っていたよね」

 『そうよ。私には恐れ多くてできなかったの』

 「じゃあ、ひょっとしたら、オレが話している神というのは、君の神より高いところにいる神、ということなの?


 『そうよ。でも、あなたたちから見れば、あなたたちを創った私たちも神ということになるかもしれないわね。それとはまた別な水準で、神の層というのがあるわ。あなたがコンタクトしている神さまというのは、私がしている神さまより上の層にいる存在なの』

 「それは、たまたまそういう神が語りかけてくれた、ということなの?」

 『そうよ。ただ、私とあなたとでは、神さまの感じ方が全く違うわね。お顔こそしらないけれど、もっと、私の日常に結びついている神さまが、私の神さまなの。

 あなたたちのGodという言葉は、もともと、話し相手、という意味だったわね。私の神さま、というのは、導き手、と言ったらいいかしら。時空を旅する私たちには、まさしく宇宙の導き手であって、いま、ここ、の自分たちの存在に関わる神さまなの。あなたの話している神さまより、もっと実感があって、切実なものなのよ』

 「そうだったのか。君の、代わりに話してくれ、という言葉には、正直言ってびっくりしたから...」

 『でも、また別の層の神さまも存在するわ。それは、本当に、創造主、という感覚かしら』

 「きょうは、いろいろに話がとんでしまったけれど、もう少し一つ一つ詳しく聴く機会をつくれないだろうか」

 『そうね。きょうは、さすがにあなたには遅いみたいだし。でも、これからの話は、あなたの想像力を充分に働かせてもらわないと、文字にならない世界になるかもしれないわね』

 「うん、いままで、よくついて来れた、というか、話すだけで驚いていたから」

 『毎回言うけど、あなたたちには、もう時間が残されていないのよ。あなたの調べていることが、調べている通りになっていることは、もう実感できているわね?』

 「うん、ここまで来ると、実感、というより、恐怖というか、神に任せるしかないというか」

 『大事なことを言ったわ。神さまに任せる、というのは、大事な発想よ。あなたは、神さまという話し相手も得た訳だから、存在をよく研ぎ澄ませていることが大切だわ』

 「存在を研ぎ澄ます...まだ、オレが体験していない様な感じ?」

 『そんなことはないわ。あなたのよく分かっている感覚を磨くだけのことよ。あなたの言葉でいえば"空洞"であることが大切だわ。その感覚が、私たちを結びつけたことも、忘れないでね』

 「そうだね。ありがとう。エールーエン」

 『時間はなくとも、落ち着いて、空洞の感覚に自信を持って、そして、神さまにゆだねることができればいいわね。

 おやすみなさい』
by bwv1001 | 2012-04-15 23:12