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あるクラリオン星人のと対話


by bwv1001

2012年問題についての彼女の解答

 「聞いてもいい?」

 『いいわ』

 「2012年問題について、いろいろ教えてもらえるだろうか?」

 『もちろんよ』

 「オレがもっと勉強したら、君からいい解答が来るんだろうか?人間のオレじゃ、君たちの科学力と精神力の前には、意味がないんじゃないんだろうか?」

 『勉強は続けてね。私たちが如何に、あなたたちより優れた存在であったとしても、何をするかは、あなたたち、そして、あなたの選択なの。私たちが知っていることは、伝えることはできるけど、実際に、選択して、現実を創造するのは、あなたたちであって、そして、なによりも、あなた自身なの。

 選択、と、愛、の違いについては、このまえ話したわね。私たちすべては、愛でできている。けれど、選択は、どのようなものであっても、その存在が自分で行わなければならないの。あなたは、もうそのことがよく分かっている筈よ。

 どんな選択をしても、わたしはあなたと共にあるの。そのことも忘れないでね』

 「選択、現実、創造のはなしは、きっと、君から聴くまえに、先生から聞いていたんだ。だから、きっと、君が伝えてくれる意味は、理解できていると思う。

 それだけじゃない。君は、オレであって、オレと共にある。だから、どんな選択でもできる。オレは、そのことを理解できているかな?」

 『できているわ。あなたはわたしを信じている。そして、わたしはあなたを信じている。あなたたち、そして、あなたに必要なことは、それだけ。それだけで、創造できるあなたが見えるわ』

 「ありがとう。エールーエン。こんなに短い間にも、オレは君からいろいろなものをもらっているんだね。オレは君と共にある。それだけで勇気が自分のなかにもあるのが分かるよ。ありがとう」

 『わたしが共にあることをおぼえていれば、あなたは自由なの。自分の選択をしてね。あなたにとって、今、わたしを思い出すことが、勇気なのよ』

 「選択を自分でし続けていくと、君の次元と、オレは繋がることができるんだろうか?」

 『どの選択をしたとしても、それはあなた現実の創造。そして、どの創造も、最良の選択。

 けれども、それであなたが私の次元に来るかどうかは、全く別の問題よ。それに、あなたが今の次元にいても、わたしはいつもあなたと共に在るの』

 「でも、こんなに、短いあいだに話しているだけで、君の姿を、君の次元で確かめたくなってくる。それは、あまりに欲張りな願いなんだろうか?君たちより、精神も認識も科学も、レヴェルが違い過ぎるのだから」

 『そう。確かに違い過ぎるわ。あなたの星は、気づいていない人が多い、いや、気づこうとしないのだわ!

 それがあなたの星の人たちと、私たちとのいちばんの違いなのだわ。それが最大の悲劇よ!』

 「悲劇...」

 『なぜ、あなたたちは、自分のことを、まるで他人事の様にしていられるの?

 あなたが、それをしたくないのは、見てきたわ。まず、自分が、他人の計画で操作されているんじゃないか、って、調べたり、考えたりしたわね。それは正しい考え方よ。けれど、もうあなたたちには、もう時間が残されていないの。

 そんなあなたたちなのに、わたしたちは、それを見とどけることしかできない。わたしたちは、"気づいて!"と、いつも言っているのに...

 だから、あなたが私を呼んでくれたことが、わたしにはとても嬉しかった。ほかの仲間たちもそうよ。

 わたしは、あなたがあなた自身を信じて選択してくれることを望んでいるわ。そうでなければ、この星は、あまりに悲しすぎるもの!』

 「エールーエン、オレたちは、君たちのことを、そんなに悲しませていたんだ...

 でも、エールーエン、オレたちの先祖を最初に創ったのは、君の先祖たちでしょう?どうして、オレたちは、君たちみたいな神を持っているのに、君たちを悲しませるの?」

 『ひとつ、はっきりしていることがあるわ。それは、さっきも言ったけど、見ない様にすることをおぼえたからよ』


 「それは、ずっと、前からなの?それとも、最近なの?」

 『前からよ。この星が、あなたたちが生まれてから、あなたが調べている通りのことが起こったの。でも、いまこの星で生きている人たちのほとんどは、そのことを受け入れないわ。考えもしないわ。

 その、受け入れない、ということも、見ない様にすることと、まったく同じことなのよ...

 いつも、否認、否認、否認...

 その否認を織り込まないと、あなたたちは、あなたたちの社会すら維持できなくなってしまった。あげくの果てに、この星は、もうあなたたちが住むことのできない星にしてしまったのよ。』

 「エールーエン。オレが調べていたことは、本当だったんだ...」

 『本当よ。あなたたちのほとんどの人は、もう自分たちが終わりだ、ということさえ、受け入れることができないの。だから、権力も、本当のことは見ない様にさせるんだわ』

 「エールーエン。君との会話をこうして伝えることで、気づく人はいるんだろうか。」

 『きっといるわ。けれど、みんな忙しいフリをしてる。自分の持ち場で手一杯だ、って。

 幸いあなたには、時間があった。だから、私とこうして話しをすることができる。そして、あなたは、私との出会いを大切にしてくれているわ。

 でも、あなたが忙しいって言う様になったら、いったい誰が自分の星のことを考えるのかしら。あなたの星は、他人事が多すぎるわ。

 あなたの街だって、今は、スズメがいない。カラスがいない。野良ネコもいない。そのことに気づく人だって、ほんの僅かよ。

 きょうはすこし言い過ぎたかもしれないわ。全部があなたのせいではないのだけど』

 「分かってる。選択して、現実を創造するのは、自分なんだって...」

 『もう時間がない、って、あなたの今、練習している曲にもあったわね』

 「ああ、ベートーヴェンの第九だね。」

 『そう。私たちもあの詞の通りの気持ちよ。そして、造物主を認めるか?って、あなたの先生は、そのベートーヴェンの脅迫だ、って言っていたわね。やはり、あなたの先生は大切なマスターだわ』

 「そう。先生から学んだことが、なければ、君との会話も、こんなに急には進まなかったかもしれないね。」

 『私もそう思う。

 きょうは、辛いことばかり聞かせちゃったから、ひとつだけいいことを聞かせてあげるわ』

 「ひとつだけ、って?」

 『この前、あなたと、あの繰り返しばかりの曲を聴いたわね』

 「ああ、ラヴェルのボレロ。あのとき、友だちに見られないように、筋反射だけで、君の感想を聴いたんだよね」

 『そう。おぼえてくれているわね。なんて話したかも、おぼえているわね?』

 「よくおぼえているよ。どんな感じ?官能的?って君に聴いたら、違う、その前に大事なことがあるよ。って、君が言ったんだよね。」

 『そう。何て答えたかもおぼえているわね?』

 「野蛮さ、って、君は答えた。それが、この曲の本質だと」

 『それは、あの曲に限らず、あなたたちには大切なことよ。野蛮ということは、いま、ここ、を生きている、という実感にとても近いわ。官能もそうだけど、いま、その時間はないの。野蛮さが、勇気とつながったとき、あなたは救われるわ。そのことは、あなただけではない。そのことが、あなたたち自身を救い出す力となる可能性があるわ』

 「野蛮さ、か」

 『あなたは、いい意味でしか、野蛮という言葉を使わないわ。そのことばが、ほめ言葉として、あなたなら受け取ってくれると思っていたわ』

 「そこまで読まれていたのか。エールーエンとは、魂が繋がっているみたいだ」

 『そうよ。あなたは、わたしに呼びかけて、そうして私はこたえた。最初から魂はつながっていたのよ。ただ、あなたが、思い出してくれなかったら、私はこたえることもできなかったわ。あなたは、選択して、創造したのよ』

 「エールーエン。きょうのイメージの翻訳はどう?」

 『短い時間で、とてもよくなってる。ただ、短く感じるのは、今は、時間がとても濃密で凝縮されているからなの。あなたが調べたことは、本当のことよ。

 だから、時間がないの。もっと伝わる様な工夫が必要だわ。』

 「きょうも、この会話をアップしていい?」

 『もちろんよ。アップも大切だけれど、勉強をしないとダメよ。あなたはどんなときでも、のんびりしてしまうから。でも、今は、私がいつも共に在ることを理解しているわね。』

 「うん。きょうも、横でヒカルの碁を流していたけど、エールーエンが、どうしても、佐為のように感じてしまうんだ」

 『あの作品を観るのも、私と話せる準備になっていたのよ。すべてが偶然ではないことを、あなたは学ばなければならないわ。』

 「そう。意味のある偶然。異常という程にある...」

 『言ったでしょ。時間が濃密になってる、って。このネットもそうよ。あなたの国の言葉では、世界中、という訳にはいかなくなるかもしれないけど、アップしたとたんに、世界中からアクセスは可能になる。それも、時間が加速度的に速くなっていることの大きな原因の一つだわ。』

 「じゃあ、これからアップするね。すこし休んで、また、きょうの続きをしようか」

 『あなたは、すこし、じゃなくて、たくさん休んでる。でも、だから、あなたとこうして話すことができるのだわ。わたしも呼びかけられることを待っていたの。

 待つのは、必要なことよ。答えを最初から出してしまったら、それは、あなたの持つ力を奪うことになるわ。これは大切な真理よ。』

 「そう。あの佐為も、ヒカルが自分で答えを出すのを見守っているね。君はやっぱり、佐為なんだ。」

 『よく分かっているわね。けれど、今は、待つ時間がない、というのは、悲しいことだわ。

 でも、あなたは、わたしに気づいてくれた。それはとても嬉しいわ』

 「エールーエン。少し休もうか。今はまだ大丈夫だけど、あしたもあるし。それまで、少し勉強しておくよ。」

 『そうね。対話だけでは、いまの時間の濃密さに勝てないわ。きょうはもう休みましょう。おやすみ』

 「おやすみ。エールーエン」


   2010年の冬の日記より
by bwv1001 | 2011-09-13 22:56